様々なイベントで彩られるバンクーバーの夏。その中でもひときわ異彩で賑やかなのが「Vancouver Pride Parade」。
性的少数者(LGBT=レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル、トランスジェンダー)のコミュニティ団体「Vancouver Pride」によって贈られるこのイベント、2010年には64万人を動員するなど年々盛り上がりを見せているが、今年も会場となったダウンタウン中心部は多くの見物客で賑わった。
「Vancouver Pride」の設立33周年となる今年は130を超えるグループがパレードに参加。
ドラッグストアからドリンクメーカー、航空会社やはたまた消防隊員と、非常に幅広いジャンルのパレードが次々と華やかに登場した。
パレードは8つの部門からなるコンテストにもなっており、それぞれのグループが工夫を凝らしてパレードを展開。なかにはDJ機材と大型スピーカーを積載したトレーラー上でダンスを披露するグループや、巨大なバルーンを回転させながら観客を沸かせるグループなど、それぞれのグループが個性あふれるバルーンやコスチューム、演出で観客を魅了した。
パレードはロブソンストリートを北に抜け、デンマンストリート経由でサンセットビーチがゴール。終点となった同ビーチはパレードに参加したグループのほか多数の観客で賑わい、日が暮れるまでパレードの余韻を楽しんでいた。
ここバンクーバーおよびブリティッシュ・コロンビア州は、2003年に同性間の結婚が認められるなど、世界でも性的少数者のコミュニティに対してもっとも開かれた地域のひとつ。
多文化で、多様性を受け入れる開放的な風土もあいまってか、多くの市民がこうしたパレードを心から楽しんで見物するという光景が生まれている。
まだ見物したことのないあなたも、来年は是非、このパレードでその素敵な風土をいま一度体感してみては!?