バンクーバー エンタメ情報サイト http://www.loopp.com スタートページに設定!
logo Vancouver, Kamei Royale Vancouver, Laser Hair Removal, Spa, EVROPA Toronto, Ebisu on Queen Misako's Hair Studio
BBS used canadainfo entertain
Loopp内検索
entertain
カナダの遊び情報はココでゲット!
Home > Entertain > Features > Take Sento Japanese Restaurant

service
Take Sento Japanese Restaurant

香港出身のRay Mokに受け継がれた、大和魂。

-日本料理 竹千戸

 
 
 
 
 

「僕だけじゃない」。この言葉が、竹千戸のオーナーシェフ、Ray Mokさんの背中を押し続けた一言だった。 Rayさんは去年、リッチモンドに日本料理店をオープンしたばかり。客席数50席と100種類以上の本確的日本料理を楽しめる竹千戸の舞台裏を、彼は流暢な日本語で話してくれた。

香港で生まれ育ち、高校卒業後はカナダ・トロントに留学が決まっていたというRayさん。しかし、留学直前の1982年に、両親と行った旅行で初めて東京を訪れた彼は、衝撃を受けることとなる。バブル真っ只中の東京でRayさんの心をつかんだのは、当時日本で急成長を遂げていたアート、写真、映画分野だった。エンターテイメントで街中が輝いていた東京に魅了され、Rayさんは親の反対を押し切り、トロント留学を辞めて東京に住むことを決意した。これが彼の一度目の大きな転機となる。

東京に住み始めてまず初めに突き当たった二つの大きな壁、それはやはり言語とお金だった。日本語がまったく話せなかったため、お腹が空けばアパートの近くの牛丼屋に通い、身振り手振りで注文をする毎日。生活費を稼ぐために、居酒屋やスーパーなどで掛け持ちでバイトをしながら、必死に日本語を勉強したという。当時の彼にとって、まず言語を習得し生活を整えることができてから、東京に来るきっかけにもなったアートの基礎を大学で学ぶことが一つの目標でもあった。日本語で人とコミュニケーションを取ることだけで精一杯だった中、4年制のファッションデザインの大学に入学をした。そしてここで彼に二度目の転機が訪れる。それは、大学在学中の彼に訪れた、彼の運命を大きく変えることとなる一人の女性との出会いだった。1986年のある日、彼女に連れられ辿りついたのが、町田にあった一軒の寿司屋。ここが後のRayさんの修行場となる店だった。

この寿司屋は彼女のご両親が営む店で、そこで初めて日本食の文化、味、繊細さに魅了されたRayさんはすぐにこの店で働き始めることとなる。そしてここから、彼の長い修行の日々が始まった。初日から半年間、キッチンの中で唯一彼が触ることを許可されたものは、食器を洗うタワシと洗剤だけだった。半年経って次に触ることを許可されたものは、配達チェック表。毎日きちんと材料がお店に届いているか確認する仕事をまた半年間続けた。「お前は香港人だから、他の日本人よりも何倍も修行をしなければ先へは進めない」と板長さんに言われ続けた。働き始めて1年半が経ち、やっと包丁を握る許可が下りた。だがこれはまだ彼の始まりの1ページでしかなかった。包丁が握れるようになってからは、来る日も来る日も何百本という数の大根のかつら剥きをした。切り方、剥き方、何が正しくて何が悪いのかは一切板長さんからは伝えられなかったという。自分なりに、今度のかつら剥きこそ完璧だ、と思うたびに「こんなんじゃダメだ」と言われ全てゴミ箱行きになった。「一番つらかったことは、やってもやっても認められなかったこと」とRayさんは語った。やめたいと思ったことは何度もあったが、その度に彼の背中を押してくれたのが、当時付き合っていた彼女の一言だった、「つらいのはあなただけじゃない。みんな同じ道を通ってきたの。」この言葉を聞くたびに、「みんなが越えられたなら、僕にも越えられる」と自分を励まし続けたという。諦めずに必死で学び続けた彼はその後、店のキッチンでまかないを作ることを任されはじめ、日本人が好む味を身につけた。そして修行を始めて10年、Rayさんはやっと、人から「寿司職人」と呼ばれる地位を手に入れた。厳しかった修行を振り返った時Rayさんが初めて気づいたことは、板長さんが彼に口では何も指導してくれなかった理由は、Rayさんにすべて体と経験で学んでほしかったからだということだった。

日本で経験した10年間の修行でRayさんが得たものは、寿司職人の技術だけではなく、日本人の生き方、働きかた、文化、そして魂そのもだった。両親の移民でバンクーバーに辿りついたRayさんは、ただただ自分の居場所が欲しかったという。こうして去年、堂々オープンを果たしたのが、竹千戸だ。バンクーバーに数多くある日本食料理屋の中で、竹千戸の一番の魅力はなんと言っても、バンクーバーではなかなか食べられない魚が揃っているところだ。Rayさんが直々に九州から仕入れているひげそり鯛や沖縄鯵という文字を目にすると、一瞬自分がバンクーバーにいることを忘れる。「人生はやるかやらないかのチャレンジ。皆と同じものを出せば先には進めない。」とRayさんは力強い口調で話してくれた。「サーモンやまぐろ以外にもいろいろな魚があることを、みんなに知ってもらいたい。売れなかったらタダで食べさせるくらいの覚悟はできている」。こんなRayさんの意志の固さ、料理に対する熱意や情熱は間違いなくRayさんが日本で受け継いだ、大和魂と言えるだろう。そしてそんなRayさんが作り上げる料理は、お皿一枚一枚に彼のアートとデザインセンスが繊細に映し出されている。同じお刺身を食べ飽きた人、味の新しい発見をしたい人、是非一度竹千戸でRayさんの作る日本食を堪能していただきたい。


Bookmark and Share

Take Sento Japanese Restaurant
【住所】#2130-8391 Alexandra Road, Richmond   マップ
【TEL】 604-278-8101
【営業時間】Mon - Sat 5:30pm - 2:00am   Sun 5:30pm - 1:00am
【FACEBOOK】http://www.facebook.com/profile.php?id=100002405531295

© 2005-2017 www.loopp.com. All rights reserved. Reproduction in whole or in part without permission is prohibited. free coupon magazine