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Waves Coffee House

WAVES COFFEE社長、

Kami Rahmatiのサクセスストーリー

 
 
 
 
 
 

1991年、一人のクルド人男性が、ウィニペグ空港にいた。片手に20ドル札、もう片方の手で妻と3歳の息子の手を握り、クロアチアからカナダにやってきたのが、現在のWAVES COFFEE創業者・社長のKami Rahmatiさんだった。

バンクーバーではお馴染みのWAVES COFFEEは、2005年に記念すべき第一店舗目をオープンしてから、7年間で、ブリティッシュコロンビアに24店舗とカルガリーに6店舗オープンしており、今も拡大し続けている。クロアチアで生まれ育ったKamiさんは、短大卒業後5年間工作機械オペレーターとして工場で働いていた。その後徴兵の従事を命ずられたが、彼の宗教上の理由で徴兵を断った。この時、以前からカナダという国の多国籍な文化に魅了されていたことをきっかけに、新しい人生の幕開けの舞台をカナダに決めた。

Kamiさんが家族と共にカナダで暮らすためのベースを育んだ地が、10年間過ごしたウィニペグだった。英語が話せなかったため、始めの5ヶ月はESLに通った。その後は、レストランやピザ屋でアルバイトをしながら、アダルトスクールに通いカナダの高校卒業資格を取得した。アルバイトを掛け持ち、妻と共働きで、二人でまず$10,000の貯金をした。この時が、彼の起業家人生のスタートだった。彼はその$10,000を持ち、銀行から$45,000の出資を受ける。この頃Kamiさんは、どこかに成長できるビジネスはないかと常に探していた。そして目に止まったのが、1975年にオンタリオで設立された、ロビンズ・ドーナツだった。リスクと不安もある中、「一歩を踏み出さなければ何も始まらない」と心に念じ、彼はこのロビンズ・ドーナツを$55,000で買収した。そしてこの始めの一歩が吉と出ることになる。その後Kamiさんは順調にロビンズ・ドーナツを拡大し、起業をするために$250,000で会社を売ったのだ。彼に、ここまでの出来事はすべて計画済みだったのかと問うと、「運がよかっただけです」とシンプルに応えてくれ、その言葉に彼の寛大さを垣間見た。

カナダに来る前のKamiさんはコーヒーはまったく飲まず、興味もなかったという。しかし、2002年にバンクーバーに来て気づいたことは、コーヒーがカナダ人の人生の中で重大な役割を果たしていることだった。通勤中の人たちのほとんどが片手にコーヒーを持ちながら歩き、コーヒーショップには常にたくさんの人たちが集まり、コーヒーを飲みそれぞれのひと時を楽しみながら、人と人がつながっていた場所だった。こんなバンクーバーの日常を目にし、Kamiさんは次第にコーヒーに興味を持ち始める。この時の心境を彼はこう伝えてくれた、「性格上、私は一度何かに興味を持つと、徹底的に調べ上げなければ納得がいかない。」そして彼は、コーヒー豆はどこで作られているのか、どんな種類の豆が存在するのか、どのような挽き方が一番おいしいのか、など細かな詳細をリサーチした。コーヒーの事を知れば知るほど、コーヒーをおいしくするための技術は1000通り以上あることを知る。そして気づいた時には彼は完璧なコーヒー依存症になっていて、絶対に自分のコーヒーショップを開くと心に誓っていた。

ある日彼は、自分のコーヒーショップの名前を考えていた。どこがにいいアイディアはないかと、彼は無意識に大好きな本、あの有名ボクサー、モハメド・アリの自伝のページをめくっていた。そしてページをめくっていた手が92ページ目で止まった。そこにはこう書かれていた、「Right: Ali waves to his fans as he arrives in London in may 1996 to fight Henry Cooper again」(右:1996年5月、ヘンリー・クーパーとの試合のためロンドンに到着したアリがファンに手を振る)。モハメド・アリはファンとつながるために手を振っていた。人と人とのつながりを最も大切にしてきたKamiさんにとって、自分のコーヒーショップは人が人とつながり合える場所にしたかった。そして、モハメド・アリがファンとつながるために手を振ったように、Kamiさんも自らの「wave」でお客様とつながりたかったのだ。こうして、WAVES COFFEEは産声をあげた。

Kamiさんの希望どおり、現在のWAVES COFFEEは人と人がつながり合える温かい場所として成長を遂げてきた。寒い冬には温かい暖炉があり、夏にはパティオが開き、忙しい人々がリラックスできるソファがあり、ビジネスマンたちにはちょっとした会議が行なえる無料ミーティングルームもある。これらは皆、KamiさんがWAVES COFFEE創業以来、お客様一人一人の声に耳を傾け、その要望を形にしてきた結果だった。コーヒーショップでの無料Wi-Fiサービスをバンクーバーで始めたのも実はKamiさんだったのだ。これは、お客様との距離を最短に保ち、人と人とのつながりを重視してきたKamiさんだからこそ実現できたことなのかもしれない。

彼は、人生で一番大切なことは、常にハッピーでいること、そしてエンジョイすることだと話した。「どんなに良い人生を送っていても、エンジョイできなかったら楽しくないでしょ?」

29歳で英語はまったく話せず、手には$20札しか持っていなかった一人の青年が、たった10年で今も尚成長し続ける大手コーヒーショップの社長となった。そして彼は社長としてだけではなく、誰よりもコミュニケーションを重視し、人が何を感じどうつながるのかを常に考えることができる男性に成長をした。WAVES COFFEEの次の目標は2020年までにアジアに進出することだと、Kamiさんは、少年の様な真っ直ぐな目で話してくれた。そして私はこれが現実になると心から確信している。


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