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らーめんに駆けた、夢

さんぱちらーめん TOSHIさん

 
 
 
 

さんぱちらーめんって?

さんぱちらーめんとは、北海道を中心に、日本全国各地に店舗を持つ大型らーめん店である。昭和62年創業から、今年で25周年を迎えた。今や日本だけではなく、アジアでは中国、香港、韓国、台湾、そして北米カナダにも店舗を構え、その拡大ぶりは今だ留まらない。そして今回KLIP取材班が訪れたのは、そのカナダ店舗を任されているさんぱちらーめんバンクーバーのオーナーToshiさんの元だ。

なぜ、らーめんだったのか?

長崎で生まれ、東京の下町で育ったさんぱちらーめんバンクーバー店のオーナー、Toshiさん。私はそんなToshiさんへのインタビューの幕開けとして、素朴な疑問を問いかけた。「なぜ、数多くある食べ物の中で、らーめんを選んだのか。」と聞くと、「らーめんはいつも私の人生の中に存在しているものだったからです。」と応えてくれた。Toshiさんにとってらーめんとは、子供の頃の思い出が詰まった大切な、かけがえのないものだった。
夕日が沈み空がオレンジ色に変わる頃、友達と遊びまわってお腹が空くといつもらーめんを食べていたという。当時の東京ではらーめんはオーソドックスな醤油味が主流で、ほのかに香る醤油の匂いにそそられ、友達と一緒に一杯45円のらーめんを食べることが子供の頃のToshiさんにとってはご馳走だった。そして、高校3年生の時に、Toshiさんは旅行で訪れた北海道で食べたらーめんに衝撃を受ける。濃厚な味噌味のスープと太いちぢれ麺を口にした瞬間、らーめんといえば醤油らーめん、というとしさんの感覚を一瞬にして覆した味だった。振り返れば、この瞬間が、今のとしさんを予示する瞬間だったのかもしれない。

再確認したらーめんとの運命

高校卒業後Toshiさんは、東京の大学で農学部を卒業し、大手食品メーカーに勤める。ここでたまたま、ラードとラーメンスープの素の開発に携わり、らーめんとの縁を感じることとなった。その後、カナダのビクトリア大学で農業指導員として抜擢され、カナダに渡る。それからは、バイオテクノロジーの研究に没頭する毎日だったが、お金という厳しい現実の壁に突き当たり、学業を辞めて働くことを決意した。
約10年の間、ステーキハウスや日本食レストランで働きながら貯金をしたとしさんは、バンクーバーで初のカラオケレストランを1986年にオープンする。そこのメニューでらーめんを出したところ、大うけしたという。オーナーシェフとして4年間働いた後店を売り、West Penderにある日本食レストラン、Kamei Royaleで働き始める。皿洗いから始めて、10年後には、マネージャーという地位まで登りつめていた。その後年を重ね、24年間Kamei Royaleで働き続けたとしさんはついにリタイアを決意する。
皆に笑顔で見送られ、やっとのんびりできるところだったが、としさんには何かをやり残した感覚が残っていた。それは、らーめんだった。高校3年生の時に北海道で受けたあの衝撃、そしてバンクーバーのカラオケレストランで大反響を得たらーめんの存在がとしさんの決意を大きく動かした。「自分でらーめん屋をやる」、Kamei Royaleリタイア後のとしさんはこの事しか頭になかった。30年以上ほぼ休みなしで働き続けてきたToshiさんを知る知人たちからは、少し体を休めたほうがいいという声や、起業することは生半可な気持ちではできない、大変なこともたくさんあるだろうという声も上がったが、この時の気持ちをとしさんは力強くこう語る。「好きな事をしているから、苦しいことを苦しいとは思わなかった。」

さんぱちバンクーバー店オープン!

2010年5月、カラオケレストランを営んでいた頃のお客様でもあったビジネスパートナーと共に、としさんはバンクーバーにらーめん屋を始めることを決意し、北海道に飛んだ。そしてこの時に、全国各地に店舗を持つ大型らーめん店、さんぱちのオーナーに出会い、さんぱちバンクーバー店を出す事になる。こうして、翌年2011年11月23日にさんぱちバンクーバー店の堂々オープンを果たしたのだ。
オープン当初のバンクーバー店は、日本のさんぱちらーめんとまったく同じレシピで日本人が好む味を出していたが、その味はすぐに、カナダ人や中国人の好む味に変えられた。その理由を聞くと、「カナダ人に愛されるらーめんを作りたかった。日本人が好む味のらーめんを出している店はバンクーバーにすでにいくつか存在する。その中で、あえて違う味を出せば、お客様に選択肢を与えることができるから。」と、としさんは応えてくれた。この言葉から、「お客様においしいらーめんを食べさせたい。」という素朴で切実なとしさんの想いが伝わる。そして、お客様に選択肢を与えられることに喜びを感じることができるからこそ、味のオリジナリティにこだわる事ができるのだろう。

そして実際メニューを見ると、日本のさんぱちでも楽しめるメニューと共に、他では見られないToshiさんオリジナルのメニューがたくさんある。その中でも一押しは、カナダ人向けに改良されたとんこつらーめん($8.95)だ。スープは、クセがないのにコクがある「こっさり風味」。とんこつの旨みを十分に感じられながらも、後味はあっさり、と今までに食べたことがない新しい味だ。さらにバンクーバー店オリジナルのスパイシーチキンから揚げ($8.95)も見逃せない。レタスやトマトの上にジューシーなから揚げをのせ、その下には醤油がきいたあっさり味の焼きうどんが盛られている。うどんはラー油とごま油の風味も効いていて、クセになるピリ辛味。そしてサイドディッシュには日本のさんぱちでもお馴染みの、チャーシューをマヨネーズで和えた海苔巻き、のリマヨ($2.50)もバンクーバー店でも人気の一品だ。

Toshiさんの夢

出身が長崎だというとしさんの次なるゴールは、長崎ちゃんぽんのようならーめんをカナダで作ることだという。そして最大の課題は、同じ味を保っていくことだと話してくれた。「スープは生きている。毎日同じに見えても、おいしいスープを作りたいという気持ちがなければ、その気持ちは絶対に味に反映する。これからもお客様の声に耳を傾けて、さらに向上していきたい。」

庶民的で手軽だが、老若男女問わず万人に喜ばれ、日本の食文化には欠かせないらーめん。そしてその人気は今や全世界に広がり、現に今日本を訪れる外国人に1番人気の寿司の次に、2番目に人気の食べ物になっている。そして今Toshiさんは、東京から約7500q離れたバンクーバーで彼オリジナルのらーめんを開発し続け、国籍の壁を越えるらーめんの味を追求し続けている。


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