【担当:以下(担)】日本ではどんなお仕事をしていたんですか?
【田上由佳さん(以下・Y)】一番最初にした仕事は高校生のときで、『ブレイン・ウォッシュ』という舞台の主演をやりました。その後にやった代表的な仕事は、藤田誠さんが主演している『はぐれ刑事純情派』への出演や、夏目雅子骨髄移植キャンペーンミュージカル『明日への扉』の主演です。
【担】そもそもデビューのきっかけは?
【Y】中学のときに観た舞台『火の鳥』(手塚治虫原作)がとてもキラキラして、とてもきれいで、印象的で……。私もその世界に入りたいと思ったんです。それで、雑誌で見つけた芸能プロダクションのオーディションに応募して、デビューが決まりました。
【担】デビューが決まったときの周りの反応はどうでしたか?
【Y】オーディションに受かったことを両親に伝えたとき、父も母も喜んでくれました。その笑顔は今でも忘れることができませんね。それからしばらくして、母に将来はハリウッド女優になりたいんだと語ったときは「恥ずかしいから、外でそんな話をしちゃだめよ」って、相手にしてくれませんでしたけど(笑)。
【担】いま演技の勉強のためにバンクーバーに住んでいますが、この土地を選んだ理由はありますか?
【Y】本当はロサンゼルスへ行きたかったんですけど、そのときの私の英語力では演技の授業についていけないと思い、バンクーバーを選びました。
【担】実際の演技の授業はどうですか?
【Y】スラングや、日本語にない表現との戦いです。台本には辞書で調べても、先生に質問しても、どうしても分からない独特の言葉やフレーズがあるんですよ。分からない台詞を理解しないで、そのまま丸暗記してお芝居したら、先生からひとつひとつの言葉の意味が分かっていないって指摘されて、くやしくて泣いてしまったこともあります。
【担】芝居中に泣いたんですか?
【Y】私、よく泣くんですよ。半分くせになっているかも(笑)。台本の内容を理解して表現できない、自分の力のなさがくやしくて、泣いてしまうんです。
【担】一番辛かったのは?
【Y】自分の弱さ、力のなさを感じたとき。日本に住んでいたとき、舞台を降ろされ、演出家からお前はダメだと言われてしまって……。この仕事が私に向いていないんじゃないかと真剣に考え、本当に辞めそうになっていました。あのときは完全に自分に負けていましたね。舞台から降ろされるのはくやしいけど、それは落ち込むことではなくて、次のステップへ進むための経験に過ぎないのに。
今の課題は「毎日楽しんで、毎日笑うこと!」。そうしているうちに、あせっていた気持ちが、余裕に変わったんです。
【担】最近の活動は?
【Y】ファッションショーのモデルをしたことかな。芝居とはまた別の緊張感があって、すごいいい経験になりました。
【担】将来の夢は何ですか?
【Y】ジュリア・ロバーツのようになりたいんです。そして、アカデミーショーの赤い絨毯をピンクのドレスを着て歩きたい!
【担】これからも、がんばってくださいね。Loopp.comも由佳さんを応援してます!
【Y】ありがとうございます。
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