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Hideoさん(グラフィックデザイナー)
今回お話をうかがったのはグラフックデザイナーのHideoさん。スタッズが付いたおしゃれなニット帽と若々しい白のパーカーで表れたHideoさんは、終始フレンドリーな笑顔でインタビューに応じてくれた。
グラフィックデザイナーと言ってもジャンルが細かく分かれると思いますが、Hideoさんが手掛けているものはどのようなものですか?
主に人物画ですね。タブレットソフトを使って、手書きのタッチを残しながら描いています。今はそこに動きを加えて、パラパラ漫画のようなストーリー性のある動く絵を作るためにFlashやPhotoshopなどを独学で勉強しています。いずれは自分の絵と以前ブログで書いていた恋愛小説を組み合わせたものを作りたいとも考えているんです。
そもそも絵を始めるきっかけは何だったのですか?
子供の頃から絵を描くのが好きで、高校時代は美術部でした。コンピューターを購入したときにこれで何かできないかと考え、コンピューターグラフィックに興味を持ったのですが、本格的に始めたのは5年前です。ちょうどその時、いろんな転機が重なったんですよね。それがきっかけで自分がどこまでできるのか試したくなったんです。自分に挑戦したかったんですね。そんな時、リッチモンドにあるラーメン屋のG-Menさんに店に飾る絵を描いてほしいと頼まれたのが始まりです。
コンピューターグラフィックを本格的に始める前は何をなさっていたのですか?
最近まで絵の仕事と同時進行でシェフをやっていました。カナダの前にいたアメリカでもずっとシェフをしていました。お客さんに自分の作ったものを提供して、お客さんの喜ぶ顔を間近で見られることがとても楽しいんです。20代の頃は映画のスタントマンの仕事もしていました。アメリカでスタントの学校を出て、そもそもカナダに来たのも最初はスタントの仕事が目的でした。
絵を描く上で難しいと思うことはなんですか?
例えば人物画を描いている時、その人に実際に会っていないと絵に描くのがすごく難しいです。実際に会って話しをすれば、その人の話し方や人柄などを絵とつなげることができるんですけどね。以前、結婚式のレセプションに飾る用の絵を依頼されたのですが、花嫁さんに実際にお会いできなかったので写真だけで花嫁さんの絵を描くのがとても難しかったです。案の定、その絵はやり直しでした(笑)
シェフとグラフィックデザイナー、どちらが本職なんですか?
どちらが本職ということはなく、シェフも絵もただ楽しんでるだけです。どちらも自分の中では、どれだけ楽しみながら成長できるか挑戦するフィールドの1つで、それが今の自分にとっては、シェフであり、絵を描くことなんです。もっともっと成長していきたいですね。昨日よりは今日幸せになりたい。この年になってこんなに集中できるものがあって、それに集中できる体力があることが何よりも嬉しいですね。もちろん現状に満足することなく、他に興味を引かれるものがあれば、どんどんチャレンジしていきたい。入り口があれば、自分からドアを開けて飛び込んでいくタイプなんです。
今の目標は?
去年から考えていることなのですが、クリエイティブユニットを作りたいんです。合作のような、なにか1つの作品を大勢で作ってみたいですね。イベントでも絵でもなんでもいいんですが、大勢でやれば完成したときの喜びも倍になりますしね。人が多い分、いろいろな壁はあるかもしれませんが、それも成長の過程として楽しみたいですね。私はチームワークが好きなんです。シェフの仕事もそうです。店全体のチームワークでお客さんを喜ばせたいと思いながら仕事をするのが大好きです。
インタビューを終えて・・・
仕事を「仕事」と思わず、とにかく楽しんで自分の好きなことをやるHideoさん。彼の中に常に存在する自分への挑戦と向上心こそが彼から溢れ出る若々しさを引き出しているのだろう。興味がある分野があれば飛び込みたいし、そうするようにしているという。失敗を恐れず、常に自分へのチャレンジを求める彼からこれから何が作り出されるのかとても楽しみだ。
取材日:2010年3月22日(月)
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