カナダの花粉症━hay fever━
「日本人の約20%が花粉症」と言われているほど、日本人にとってポピュラーな病気となっている“花粉症”。花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ、鼻みずなどのアレルギー症状を起こす病気です。季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。
日本に居るときに、毎年2月頃から目やノドのかゆみに悩まされ、春の訪れを恐れていた人も多いはず。「今年はカナダだから、花粉症から開放される!」と、手放しで喜んでいる人には、ちょっと残念なお知らせ。カナダにもきちんと花粉症はあるのです。日本で花粉症になったことのない人も、カナダに来て初めてその症状が出る人もいるというから、油断は禁物です。
Q1 日本で花粉症だった人はカナダでも花粉症になる?
A1 カナダ在住者や長期滞在者に聞いてみると、「日本では花粉症でなかったのに、カナダで初めて発症した」「日本では花粉症だったけど、カナダではなんともない」など、さまざまな意見が。運よく(?)花粉症にならない人も、運悪く(?)花粉症になってしまう人もいるようです。現時点で花粉症になっていない人は、「これからも花粉症にならない? ラッキー!」という声が聞こえて来そうですが、答えは「No」。杉の少ないカナダでは、スギ花粉症は少なく、冬から春にかけてハンノキ、カバノキ、夏は草、夏から冬にかけてはブタクサと、一年中あらゆる花粉が飛んでいるそうです。花粉症ではないけれど、冬になるとホコリやダニなどのハウスダストに悩まされる人もいるとか。なんだか聞いているだけで、目や鼻がかゆくなってきそうですね。
花粉症の原因となるカナダの植物
| 植物名 |
期間 |
量 |
| ハンノキ(Alder) |
2月中旬〜6月中旬 | 多い |
| カバノキ(Birch) |
3月末〜5月 | 多い |
| スギ(Cedar) |
12月〜1月 | やや多い |
| ヒノキ(Cypress) |
12月〜5月 | やや多い |
| メープル(Maple) |
4月〜5月中旬 | 少ない |
| ポプラ(Poplar) |
3月中旬〜4月中旬 | 少ない |
| オーク(Oak) |
5月 | やや多い |
| 草(Grasses) |
5月中旬〜7月末 | やや多い |
| ブタクサ(Rag weed) |
7月〜11月末 | 多い |
Q2 日本から持ってきた薬は効く?
A2
日本人の20%が、花粉症に悩まされているとあって、ここ数年、日本では、春になる前に花粉症対策をする人が増えています。予防接種をする、漢方のお茶を服用する、病院で薬をもらうなど、その対策は様々。カナダに長期滞在するに当たり、日本で服用していた薬を持ってきた人も多いのでは? カナダで風邪をひいてしまい、日本から持ってきた風邪薬が、ウイルスの違いで全く効かないのと同じように、花粉症も、花粉の種類の違いからか、持参した薬はあまり効果がないという声がチラホラ。カナダのドラックストアには、花粉症の薬が目立つところに置かれているので、症状に合わせて購入することができます(処方箋が必要な薬もあるので要注意)。
Q3 花粉症になってしまったら?
A3
ドラックストアにある「Claritin」や「Reactine」、「Loratadine」という抗ヒスタミン剤が、もっともポピュラーな市販薬。鼻水・鼻詰まり、目のかゆみ、くしゃみ、鼻やのどのかゆみや腫れなど、花粉症の諸症状に効果があるとか。ただし、日本人には少し作用がきついようなので、めまい、吐き気、眠気などの副作用に注意が必要。「花粉症かも?」と思ったら、まずは予約なしでも医者に診てもらえるウォークインクリニックに足を運んでみて。症状に合った薬を処方してもらえるので、花粉症の諸症状改善には一番の近道かもしれません。海外旅行保険に対応しているところもあるし、日本人ドクターがいるところもあるので安心ですね。
花粉症対策で最も有効な方法は、やっぱりマスク。カナダでは、日本のように安価な紙製のマスクは、あまり見かけないので、心配な人は日本から持参してくるのがベター。そして、こちらでは、花粉撃退メガネなどのように、「いかにも花粉症対策しています!!」スタイルの人は見かけないので、勇気のある人以外は、マスク程度に控えておくことをオススメします。
日本人ドクターのスケジュールはホームページで確認しよう。

Care Point Medical Centre
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